2014年02月12日
「育ったクラブに恩返しを」金生谷 仁ジュニアユースコーチ(1)
【子供たちの兄貴になろう】
優勝が決まった瞬間、心の底からうれしかった。そして同時に別の感情も湧いてきた。
(もう、このチームで、このファミリーでサッカーをすることはないんだな)
2013年12月28日、浦和レッズジュニアユースが、高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)選手権で、8年ぶり2度目の優勝を果たしたとき、コーチの仁(じん)は、日本一になった喜びと、同じくらい大きな寂しさを味わっていた。
金生谷仁(かなおや・じん)、25歳。2001年から浦和レッズジュニアユース、ユースに所属。ユース時代はハードなプレーも辞さない熱いハートを持つボランチで、チームではキャプテンも務めた。2007年、レッズユースからJ2のザスパ草津(現・ザスパクサツ群馬)へ加入した。
同期でレッズのトップチームに昇格...
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