2025年06月12日
【浦和レッズ】いざ開幕!FIFAクラブワールドカップ2025 グループステージ対戦チーム情報と勝利のカギは?~インテル・ミラノ編~
FIFAクラブワールドカップ2025 グループステージ対戦チーム情報と勝利のカギは?というテーマでお届しているコラム、グループステージ第2戦で対戦するインテル・ミラノ(イタリア)編は、イタリア在住25年目のスポーツライター弓削高志さんに取材を行った。
「倒すなら、今。浦和レッズが勝利する大チャンスだと思います」
イタリアを拠点に長年、『カルチョ(サッカー)』の取材を続けているスポーツライター弓削高志氏の言葉は、FIFAクラブワールドカップ2025に臨む浦和レッズの背中を大きく押してくれる。
倒すべき相手とは、6月21日にグループステージMD2で対戦するインテル・ミラノ(インテル)を指している。
弓削氏が「チャンス」と言い表したのは、インテルの選手たちのコンディションやメンタルに起因している。
「2024/25シーズンのインテルは、シモーネ インザーギ監督が4年をかけて、ベテランと若手をミックスさせながら、攻守に手堅い戦い方ができるチームを作り上げ、イタリア国内でもその完成度は、おそらく最も高かったと思います。それを証明するように、シーズン終盤に差しかかるまで、インテルはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、コッパ・イタリア、スクデット(セリエA優勝)の三冠を獲得する可能性が残っていました」
しかし、インテルはコッパ・イタリア準決勝でACミランに敗れて1つ目のタイトルを失うと、セリエAでも最終的に勝ち点1差でSSCナポリに優勝を譲り、2つ目のタイトルを逃した。
「短期間で2つのタイトルを失ったショックは大きく、自分たちにはCLしかないという状況に追い込まれていたなかで、最後に決勝でパリ・サンジェルマンに0-5で大敗して、とどめを刺される形になってしまいました。インテルのファンはもちろん、選手たちもCL優勝に懸けていただけに、未だにそのショックから立ち直れていない状況です。
まさにフィジカル的にも、メンタル的にも疲労困憊。一方で、浦和レッズはJリーグが開幕してしばらく経ち、その流れを持ったまま大会に臨めますよね。コンディションやモチベーションの差は、かなり大きな開きがあるように思います」
さらに追い打ちをかけるように、6月3日には4年間、チームを率いて6つのタイトルを獲得したインザーギ監督の辞任が発表された(ちなみにFIFAクラブワールドカップ2025に出場するアル・ヒラルの監督に就任)。後任にはインテルのOBであり、育成組織を指導した経験のあるクリステ...

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