2015年03月11日
『忘れてはいけないもの』武藤雄樹
2015年3月11日、東日本大震災から4年が経った。あの地震と津波が起こった日、大きな被害を受けた地域である仙台にいたのが武藤雄樹だった。
「ホーム開幕戦の前日で、練習が終わった午後でした。試合のメンバーに入っていなかったので、選手では僕1人だけクラブハウスに残っていたんです。スタッフもいた中で、幸いなことに誰もケガ人は出なかったんですが、クラブハウスの天井が落ちてしまいました。もちろん、もっと酷い被害があった地域はあるんですが…」
その日、その瞬間のことを武藤はそう振り返る。彼にとっては、流通経済大学からベガルタ仙台への加入が決まったデビューシーズン。クラブの寮に入り、プロとしてのキャリアが始...

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