実に291日ぶりの公式戦のピッチだった。8月20日の天皇杯3回戦・ザスパクサツ群馬戦の75分、マルシオ リシャルデスがピッチに姿を現した。マルシオの最後の出場ゲームとなったのは、昨年11月2日のヤマザキナビスコカップ決勝戦。以来、左足の負傷によりブラジルへ帰国しての手術と長いリハビリの日々を過ごしてきた。 ブラジルでの治療とリハビリを終えて、6月半ばに大原サッカー場へ戻って以来、野崎信行アスレティックトレーナーが組む特別メニューでのリハビリが始まった。静岡トレーニングキャンプでは、チームが後半戦へ向けてのトレーニングを積む姿を横目に見ながら汗を流した。チームメートたちがサッカーを楽しみながら一段と団結を深める姿は、そこに入ることができない悔しさや焦りを...

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