日本にとって5大会連続5度目のワールドカップは、グループリーグ1分2敗で敗退という、非常に悔しい結果に終わった。 代表チームは6月25日のコロンビア戦を終えてひとまずブラジルのベースキャンプ地であるイトゥー市に戻り、26日に解散。浦和レッズからただ1人、メンバー入りしていたGK西川周作は他のメンバーとともにサンパウロから帰国の途に就いた。 2010年、惜しくも代表入りを逃した西川にとっては今回が初のワールドカップ。約3週間過ごしたブラジルの地で彼は何を感じたのだろうか。 「グループリーグで終わってしまったことはやはり悔しい」 コロンビアに1－4で敗れた後、西川はそう言って無念の表情を浮かべた。4年間、コンスタントに代表チームに選ばれ続けてきた西川にとっては全員が大事な仲間。沈痛な思いが胸に渦巻いていた。しかし、苦境に立たされたチームでともに過ごしながら、何かを得ようとする姿勢は常に忘れなかった。 「大会中は、試合...

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