「非常に痛い敗戦で、みんなの心に傷が残るではないけど、なかなか忘れられないと思う」 試合翌日のリカバリートレーニングを終えた平川忠亮はそう切り出した。11月2日のヤマザキナビスコカップ決勝で柏レイソルに0-1で敗れ、浦和レッズは準優勝に終わった。 チャンスがなかったわけではない。むしろ、全体的にゲームを支配していたのはレッズの方であり、守備的な柏に決定機を作り出すことができていた。 「後半は3点ぐらい取れるチャンスがあったので、そこで決め切るということが必要。自分たちのサッカーをして負けたのは非常に悔しい」と柏木陽介は言う。ここまで積み上げてきたサッカーを発揮できた部分も多々あるだけ...

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