8月17日に行われたJリーグ第21節の大分トリニータ戦、前半20分の時点で埼玉スタジアムのオーロラビジョンには、『浦和0-3大分』という目を疑うようなスコアが表示されていた。 「2点差はサッカーにおいて危険な点差である」という言葉は頻繁に耳にする。事実、大分と今季の初対戦となった第3節のゲームで、レッズは2点のビハインドから同点に持ち込んでいる。だが、3点差に関して「危険な点差」という表現を聞くことはない。それだけ、この3点差というのはサッカーにおいて決定的な点差だと認識されていると言えるだろう。 首位を勝ち点差5で追い、リーグタイトル奪還へ向けて絶対に勝ち点を落とせない中で、その3点差をつけられた。スタジアム全体からも、この現実をどう受け止めていいのか分からないというような空気が感...

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