2012年11月18日
『ボールを蹴って、人生を変えた男たち #4』マルシオ リシャルデス 第1回
サッカーとの出会い。それは僕の場合、1歳の誕生日のとき、と言えるかもしれません。写真で見たんですが、母が用意してくれたバースデーケーキにはサッカーのピッチや選手とかが描かれていて、今にも試合が始まりそうなデコレーションがされていたんです。そして、そのときのバースデープレゼントが、白と黒の、昔よく見られたサッカーボールでした。だから、僕は自然とサッカーに触れていたし、始めたのも自然の流れだったような気がします。自然と体の中にしみこんでいて、なぜ始めたのかというところは、言葉で説明できないところがあります。
でも、母たちも、まさか僕がサッカー選手になるとは思っていなかったでしょうね。その分、サッカーを強制されることがなかったので、自分の意志でやり続けることができました。それは、僕にとっては、良い影響があったと思います。だから、そうした形で見守ってくれた家族には本当に感謝の気持ちがあります。
僕はサンパウロ州のアンドラジーナというところで生まれました。都会のようには栄えていないところだったけど、落ち着いていて、本当にたくさんの友だちが作れるところでした。大都市のサンパウロからは内陸に向かって、...
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