2012年10月25日
『ボールを蹴って、人生を変えた男たち #3』山岸範宏 第4回
【一歩を踏み出した実感】
僕は2001年にレッズ入りしましたが、1年目はまったく試合に出られませんでした。
デビューは2年目の3戦目、アウェイの清水戦でした。当時はオフト監督で、先発は前夜か当日の朝か定かではないですが、遠征先のホテルで言われたのを覚えています。試合までかなり緊張していたと思いますが、試合が始まってからは緊張もなくなりました。一番緊張したのはウォーミングアップに出ていって、自分の名前がコールされたときだったかもしれません。1-2で負けてしまいましたが、その夜は負けた悔しさと、まず一歩を踏み出した実感の両方をかみ締めていました。
でもデビュー3試合目で右足の半月板をケガして交代。手術したんです。長くかかったんですが、リーグ戦はその後2試合でワールドカップのための中断に入りました。だからナビスコカップの予選リーグは出ていないんで...

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