8月18日、第22節・鹿島アントラーズ戦。浦和レッズは宇賀神友弥と原口元気のゴールで先行し、前半は内容でも“圧倒”という言葉を使いたくなるような戦いぶりを見せた。そして、その状況を作り出すキーになっていた選手の一人が鈴木啓太だった。 鹿島は守備時にレッズの２シャドーを警戒し、ボランチを低い位置に構えさせていたため、鹿島の２トップの背後には大きなスペースができるシーンが多くあった。啓太は、ビルドアップ時に、そのスペースに入り込み、２トップの間から顔を出して、阿部勇樹、永田 充とのパスラインを的確に引いていた。 そして、うまく相手のファーストDFを越えられるようボールを導き、自身が前向きになって、効果的に前線にボールを入れ、危険なシーンを演出していたのだ。先制につながった平川忠亮への縦パスのシー...

---

続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。