古巣との対戦の敗北を告げる、試合終了の笛がなると、レッズの背番号20は、次だ、次だ、というように手を叩き、味方選手と握手を交わす気丈な姿を見せていた。そして、両チームが横一列に並び、主審の合図でメインスタンドへのあいさつをすると、サンフレッチェ広島のサポーターが陣取るゴール裏に２度頭を下げた。 さらに試合後には、改めて広島のゴール裏まで挨拶に言ったという。ブーイングや罵声も浴びせられたようだったが、彼なりのけじめだったのだろう。その行動は、ふざけるときにはとことんふざけるが、一方でまじめで律儀な性格を持っているのだということを、改めて感じさせた。 槙野智...

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