23日、宮崎トレーニングキャンプがスタート。初日を終え、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督はこう語った。 「このキャンプではコンディションを整えることに重点を置いていますが、チームを作る上であまり時間がないので、初日からボールを使ったトレーニングを行ないました。我々がどのような方向性のサッカーをしていくかということも、同時に進めていかなければいけないと思っています」 20日の始動日から数え、これで計4回のトレーニングセッションが行なわれている。その練習のなかで、ミシャ監督が目指すサッカーのキーワードとも言える言葉や事象をいくつか拾うことができた。 一つ目は『縦パス』。 これは、始動から２日目、21日午後からのトレーニングで行なわれたゲーム形式メニューではっきりしたことだ。 昨年までのレッズの公式戦では、バックパスが頻出するとスタジアム全体が落胆のため息をつくような瞬間があったが、ミシャ監督は「バックパスばかりするな」と一喝。その後しばらくバックパスはなりを潜めていたが、そこで増えたのがサイドの選手へ付けるボール。するとミシャ監督は「サイドに逃げるな！」と再び一喝。ゲームを通して、後方の選手たちには縦パスを入れるタイミングの判断...

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