2011年12月18日
同期の最後
冷たい風が吹きつける17日(土)の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場。愛媛FCとの戦いが終わり、真っ赤に染まったゴール裏から、最初にピッチに発せられたコールは、先取点を挙げたマルシオ リシャルデスに対してでも、再三にわたってピンチの目を摘んでいた坪井慶介に対してでもなかった。
「ミカミッ!ミカミッ!ミカミッ!」
試合終了となり、お互いの健闘を称えあう選手同士の握手の列が解けると、この試合が現役ラストゲームとなった愛媛FCの三上卓哉に対し、レッズサポーターから惜別のコールが送られた。
三上がレッズに加入したのは2002年。坪井、平川忠亮、堀之内 聖らと同期だ。彼らは、前年夏に中国・北京で開催されたユニバーシアードで金メダルを獲得したメンバーだった。チームの主将を務めた平川が右サイドバック、中央では坪井と03年にレッズに加入することになる小林宏之がセンターバックコンビを組み、左サイドバックは三上が務めた。そして、その一列前に堀之内が...

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