2月28日、激しく降る雨と、時折吹き付ける風の中で、原口元気は黙々と、居残り練習を続けていた。先輩の加藤順大を相手に、エリア外からのシュートや、ドリブルで切れ込んでフィニッシュを決める形などを何度も反復。思い通りにならないシュートに、悔しがる声が何度か、雨音を切り裂くようにピッチに響いていた。20分ほど、ときに激しく動き、クラブハウスに戻ってきた原口はずぶ濡れ。息も切れ、相当、ハードだったことは明らかだった。雨中の居残り練習の理由について「なんかいてもたってもいられなくなりました。何かを、やらなきゃって思って...

---

続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。