2017年06月02日
“初の”8強入り
9年ぶりのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ベスト8、と言われてもピンとこない。
2008年のベスト8は、前年の優勝によるシードで進出したものだったし、優勝した2007年はグループステージ突破、イコール8強だった。自力でつかんだものには違いないが、トーナメントのラウンド16を制して準々決勝に進んだことはこれまでなかったのだ。
浦和レッズが2年連続出場した2008年を最後に、ACLは2009年から様変わりした。
まず大会スポンサー獲得に力を注ぎ、大会の賞金を充実させた。上位チームだけでなく、グループステージから1勝するといくら、グループステージを突破するといくら、と賞金授与の対象が広がり、上位の金額も上がった。アジアナンバーワンを懸けた大会、という名誉だけでなく、プロのクラブが鎬を削るのに、ある程度見合ったものが用意されるようになった。ちなみに今季レッズがここまで獲得している金額は約40万ドルだ。
大会方法もかなり変わった。以前は28チームが出場して、4チーム×7グループでリーグ戦を行い(グループステージ)、グループ1位のみがノックアウトステージに進出。それに前年優勝チームが加わり8チームによるトーナメント戦が準々決勝から決勝までそれぞれホーム&アウェイで行われた。冒頭に書いた「前年の優勝による...

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