【西川周作】 (今の心境は？) 「この試合が始まる前、正直怖かったです。というのも、この試合でもし負けることがあれば、このメンバーと戦うのは今日で最後になるんだと思ったからです。阿部(勇樹)選手、槙野(智章)選手、宇賀神(友弥)選手、長く一緒にプレーしてきた選手と最後になってしまうんだという葛藤が試合前にありました。ただ、ピッチに立つときにファン・サポーターの方々の姿を見て、自分が奮い立ってピッチに立てましたので、みなさんに感謝しています。この感情をコントロールするのは非常に難しかったですが、今日はファン・サポーターの方々の力を借りて、ゴールを守ることだけに集中して最後まで闘い抜くことができました。 泣いても笑ってもあと一週間、今いるメンバーでサッカーができることをすごくうれしく思っていますし、価値のある天皇杯にしたいので、最後にしっかりと勝って笑いたいですし、阿部選手にカップを掲げてもらうことをイメージしながら、また一週間がんばりたいです」 (タイトル、AFCチャンピオンズリーグ出場権が懸かった重要な試合であるが、さらに対戦相手を考えても西川選手にとって特別な試合になるのではないか？) 「大分出身の自分からすると、自分が行くのか、(C大阪の)清武(弘嗣)選手が行くのか、ギリギリのところで勝ち上がれたことは良かったと思います。対戦相手が大分(トリニータ)と聞いたときは、これは運命かなと思いました。非常に気持ちが高ぶる相手と決勝の舞台で対戦することはなかなかないことですし、非常に楽しみです。新国立競技場に初めて行けることは、僕だけではなくみんなが喜ぶことだと思いますが、最後もしっかりと勝って終わることをイメージしながらやっていきたいです」 (天皇杯は5試合連続無失点での勝利となったが、守備に関してどう感じているか？) 「この試合での無失点もみんなで意識していたことですし、今日をしっかりとゼロに抑えてホームスタジアムで勝てたことは非常に良かったです。ここまで来たら最後もゼロで終わりたいというおもいがあります。それから、得点したのが宇賀神選手でしたし、1点目の素晴らしいゴールは本当に泣きそうになるくらいうれしかったです。彼のゴールはみんなに勇気を与えてくれたと思います」 (宇賀神選手とは試合後を含めた何かやりとりはあったのか？) 「宇賀神選手はもっているなと。天皇杯男だなと思っていましたし、彼が...

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