10月中旬からの4連戦が終わった。Jリーグは20日間の休みに入る。仕方がないと言えば仕方がないが、リーグ戦残り3節という段階になって、3週間近くも中断するリーグなんて他にあるんだろうか? まあいいや。自分が考えても、どうしようもない問題だ。 この4連戦、レッズは苦しみながらもなんとか戦いきった。 まずベガルタ仙台戦、もともとレッズはどういうわけか仙台でのアウェイ戦を苦手としている。戦績的にはそうでもないのだろうが、苦手だという先入観がインプットされている。 で、いざ試合が始まってみると、案の定レッズは仙台に圧倒された。今季だけに限った話ではないが、浦和レッズはときどき本当にどうしようもない試合を演じることがある。見ているこちら側にはまったく理解不能だ。おまけに、この仙台戦から、ようやくゴール裏では太鼓の音に合わせてみんなが声を揃えてコールできるようになったのに。 2−4の完敗。仙台での試合後はかならず牛タン定食を食べ、どんな結果に終わっても、ああ仙台に来てよかった、と自分を洗脳して帰京することにしているが、さすがに2014年10月18日の夕方は、特上の牛タン定食すら美味しく感じられなかった。 4日後、レッズはヴァンフォーレ甲府をサイスタに迎え、0-0の引き分けを演じた。試合前からなんとなくそうなるんじゃないか、という予感はあった。甲府は2部落ちがかかっているから必死度120%だし、レッズは仙台戦の敗北からまだうまくリカバリーできていない。メンタル面でうまく切り替えられないのも、ここ数年レッズが抱えてきた問題の一つだ。そろそろ優勝の二文字が与えるプレッシャーが、選手の大腿筋をこわばらせる頃でもある。水曜日の冷たい夜、浦和...


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