2016年07月14日
一緒に戦うということ
「もしも、お通夜みたいだったら、何と声をかけたんだろう」
と、平川忠亮は首をかしげて考えた。
6月22日(水)、FC東京戦。
ACLの影響で日程変更になった1stステージ第13節が埼スタで行われたが、レッズは前半を終えて0-2とリードされていた。2004年以降10勝2分と12シーズン連続埼スタでのリーグ戦で負けていないF東京に、13年ぶりの黒星を喫するのか、と多くのサポーターが覚悟した。
この日、埼スタのメーンスタンドで、同じくベンチ外になった選手たちと試合を見ていた平川は、ハーフタイムになると立ち上がり、姿を消した。向かった先は選手のロッカールームだった。
「3連敗の後で前半に2失点して、何か言わなきゃ、ということではなくて、みんな、どんな感じなのかな、と」
12試合を終えて8勝3分1敗で1stステージ首位だった。それが6月11日(土)の鹿島戦で今季2敗目を喫したと思ったら、G大阪、広島にも敗れ、あっという間...
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