試合の必需品『マッチデー・プログラム(MDP)』
[クラブ]埼スタでの川崎F戦というと、05年の試合の後で関塚隆監督(当時)が語った「勝たせてくれない何か」をいつも思い出す。関塚さんは、ジャッジについての憤りをそう表現したのだろうが、あの言葉は同時に、埼スタの雰囲気を言い表してもいるな、と当時感じたものだ。ホーム連続25試合無敗(05.9.24~07.4.7)が始まったころで、その粘りが翌年のリーグ優勝につながったと思う。
埼スタの雰囲気、と言ってもスタジアム自体に仕掛けがあるわけではなく、サポーターの応援を意味することはもちろんだが、応援だけでは作り上げられない。選手たちがそれに呼応してプレーし、それを見てさらにサポーターが熱くなり…という連鎖が、相手を勝たせない埼スタを作る。7月2日のG大阪戦では「素晴らしい一体感があった」という声が多く聞かれた。それだけにドローが残念だった。
相変わらず勝点が試合数を下回っているが、1勝でそれは変わる。そして、その1勝が次の勝利を呼び込むはずだ。今季10冊目のMDPがその記念号となりますように(祈)。
ところで7月13日は、レッズにとって何があった日だか知っていますか?センセーショナルなことではないですが、レッズの歴史にとって、あることが始まった日です。詳しくは今号のコラム「TOGETHER FOR THE CALL」をどうぞ。(清尾)
試合の必需品『マッチデー・プログラム(MDP)』
浦和レッズのホームゲームで発行する小冊子です。試合観戦が何倍も面白くなる記事が盛りだくさんです。
MATCHDAY PROGRAM 390
2011年7月13日(水)2011Jリーグ ディビジョン1第4節川崎フロンターレ戦
■contents
・Zeljko PETROVIC~監督からのメッセージ
「力を100パーセント出し切り、最後まで戦う」
・GREAT AMBITIONS(選手コメント)
「川崎の攻撃をゼロに抑え、ホームで勝点3を挙げる」
・TODAY'S TEAMS~本日の対戦
「激戦が予想される両者の対戦、どちらが望む結果を得るか」
・INTERVIEW~田中達也
「ゴールが見えたらシュート!そこは譲れない」
・HIS MEMORIES~三浦淳寛
「浦和レッズには、また優勝争いに絡んできて欲しい」
★新企画登場!
・ANOTHER陽介
「趣味?人が楽しかったら自分も楽しいです~柏木陽介」
★注目連載!
・WARRIORS IN RED(小齋秀樹/フリーライター)
「経験と実戦で得た自信 そのパフォーマンスを次は赤いユニフォームで」―濱田水輝
★今号には、「HIS MEMORIES」が掲載されている。昨季で現役を引退された三浦淳寛さんにご登場いただき、編集長がインタビューしているが、非常に面白い内容だった。彼のレッズに対しての印象なども興味深いが、彼自身がどんな選手だったかがうかがい知れる内容になっていると思う。
ふだんあまりレッズとは関わりのない方の意見やレッズへの印象は、新鮮であるし、客観的に自分たちを見るきっかけにもなると思う。今後、「Talking FOOTBALL」などにも、いろいろな方たちに登場していただく予定なので、ぜひ、ご期待を。そして、まずは、今号をお楽しみください。
(高野)
