試合の必需品『マッチデー・プログラム(MDP)』
[クラブ]浦和レッズのホームゲームで発行する小冊子です。試合に臨むチームや選手たちの思い、クラブの様々な活動報告など、試合観戦が何倍も面白くなる情報が満載です。一部300円。オフィシャルショップ「レッドボルテージ」、浦和PARCO1階「レッズゲート」、埼玉スタジアム売店にてご購入いただけます。
MATCHDAY PROGRAM 371
2010年7月31日(土)2010Jリーグ ディビジョン1第16節大宮アルディージャ
■contents
・GREAT AMBITIONS(選手コメント)
「完勝に満足せず、勝ち続けたい」
・INTERVIEW-エジミウソン
「もうすぐJ100ゴール」
・THE FIRST PERFORMANCE
「ウィルフリード・サヌ 浦和レッズ初ゴール記念」
・LABORATORY OF YASU~福永泰の分析室
「浦和対策をしてくる相手に逆対策も必要では」
・HIS MEMORIESー奥野誠一郎さん
「ダービーはプライドのぶつかり合い」
・FAMILY
「第34回日本クラブユース選手権(U-18)ベスト8で終了」ユース
★注目連載!
・WARRIORS IN RED(小齋秀樹/フリーライター)
「J200試合出場を支えたもの」―平川忠亮
・CHECK IT OUT!(古屋恭平/エルゴラッソ)
「プロフェッショナルとしてのフィンケ監督」
★今号のP31には、サヌの初ゴール直後の連続写真が載っている。強力なミドルシュートを決めて喜びを爆発させた、陽気な背番号5に心から祝福を送りたい。
が、このミドルシュートを打つチャンス、どこから始まっているか。答えは3つ前のシーンまでさかのぼる必要がある。平川が中央のポンテにパスを送る、一つ前のシーンだ。達也のクロスをカットした京都DFが中途半端なクリアをし、結果的に平川がボールを確保するのだが、なぜ中途半端なクリアになったのか。それはボールをカットされた瞬間に、柏木が猛然とダッシュを開始して、ボールホルダーであるDFにプレッシャーを掛けたからだ。このプレスがなければ大きくクリア、あるいは前線につなげられ、シュートチャンスは生まれなかったはずだ。
サッカーは、現象だけを追っているだけでは決して見きれないスポーツ。そうしたディテールのプレーをつぶさに拾って、みなさんにお届けし、サッカーの楽しさをより伝えられたらと日々考えています。(高野)
★ライバルチームの元監督・選手に話を聞く「HIS MEMORIES」は奥野誠一郎さん。MDPの中でも人気のあるこの企画だが、その人が所属していたチームと対戦する日に掲載することは今まで避けてきた。しかし今回は、さいたまダービーというものを、大宮アルディージャの選手たちがどうとらえているのかを知りたくて、あえて奥野さんにお願いした。
同じ市内にあるクラブ同士の対決は、日本では現在さいたまダービーだけ。シーズンを経るごとに重みを増してきた。お互いの順位やそのときの流れからはある意味で隔絶した試合となる。大宮にしてみれば、リーグ再開以降勝ちがないことを切り替える契機にしたいだろう。
しかしレッズも、5月5日以来のホームでの勝利を挙げる日にしなければならない。リーグ戦では11試合目となるさいたまダービー。熱い試合の後の「We are Diamonds」を期待している。(清尾)
