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落合キャプテン、日本サッカー殿堂に掲額

クラブインフォメーション

落合キャプテン、日本サッカー殿堂に掲額

[クラブ]

10日、日本サッカーミュージアムにて、『第7回日本サッカー殿堂掲額式典』が行なわれた。
7回目となった今回の殿堂掲額者は、賀川 浩氏、大畠 襄氏、浅見俊雄氏、鈴木良三氏、故 ネルソン吉村大志郎氏とともに、浦和レッズハートフルクラブの落合 弘ハートフルクラブキャプテンの6名。
今回の掲額者の中で、浅見俊雄氏は、元国際審判員で浦和高校出身、鈴木良三氏は、東京オリンピックの日本代表メンバーで浦和西高校出身、そして落合 弘キャプテンは市立浦和高校出身ということで、浦和の3つの高校出身の元選手たちが掲額者に名を連ね、「浦和」のサッカーの歴史の深さ、すごさをあらためて感じさせる顔ぶれとなった。また、大畠 襄氏は、日本初のチームドクターとして、三菱サッカー部のチームドクターを務め、Jリーグ開幕後の1994年までレッズのチームドクターも務められていたということもあり、浦和やレッズに馴染みのある方々が壇上で顔をそろえることとなり、落合キャプテンもリラックスした様子で掲額式に臨んだ。
式典は、往年の名番組『三菱ダイヤモンドサッカー』の実況でおなじみの金子勝彦さんの司会で進行。初めに日本サッカー協会の小倉純二会長が開式の辞を語った後、日本サッカー協会の名誉総裁 高円宮妃久子殿下がお祝いのお言葉を述べられた。
その後、掲額者それぞれの功績がスクリーンで紹介され、日本代表や三菱重工サッカー部時代の落合キャプテンの写真がスクリーンに映し出された。そして、掲額者一人一人に似顔絵が彫られた記念プレートの贈呈が行なわれた後、各自のインタビューへと移った。落合キャプテンは、現在でいう『ユーティリティー』プレーヤーだったことを問われ「DFがやはり専門でした。まずディフェンスがあって、そこからちょっと時間があったら攻めようかなと。結果的にDFでベスト11になっていますし、FWでは1回しかない。性格的にもそうですが、自分はDFに向いていたんじゃないかと思います」と振り返っていた。
また、現在取り組んでいるハートフルクラブの活動についての質問に対しては「我々は一貫しています。スポーツを通して心を育んであげたいといつも言っているんです。国によってお子さんはだいぶ違いもありますし、我々にとっても勉強になっている部分があります。たとえばUAEもそうでしたし、シンガポールの生活レベルが高い子もそうでした、韓国の小学生対象のときもそうでしたが、話をよく聞きなさいといってもなかなか聞いてくれない。そういうシーンがたくさんあります。そういうときには、ちゃんと話を聞かないとサッカーが楽しめないよという話をしますが、なかなかそうしてくれない。最後の手段は私がいくしかない。日本語で『お前らなにやってんだ!』と怒る。そうするとだんだん話を聞いてくれるようになります。そして、最後のゲームのときには、弾けてくれるんです。それがすごくうれしいんです」と海外での事例も交えながら語っていた。そしてハートフルクラブの活動については「可能であれば、これからももっと続けていきたいと思います」と抱負を口にしていた。
インタビューの後は、全員で記念撮影をして、式典は終了に。その後、式典に出席していたレッドダイヤモンズ後援会の方々から、花束と記念品が落合キャプテンに手渡された。落合キャプテンは、終始笑顔でこの式典の感想について語った。

落合 弘キャプテン
「光栄なことだとあらためて思いました。最初、話を聞いたときはまさか私が、と思いました。ただ、こうやってだんだん日を重ねていって、今日、こうして記念プレートをもらいました。大先輩の賀川さん、大畠先生、浅見先生、鈴木良三さん、ネルソン、その中の1人かと思うと、あらためてこれは光栄なことだと思います。こうやって私がここまでこられたのは、私の周りの人たち、家族もそうですが、中学のころの顧問の先生、それから私の場合は、高校の顧問の先生もそうですし、周りでいろんな影響を与えてくれた人がたくさんいらっしゃいます。その方々には大感謝をしなくてはいけないと思います。
それから、今日のこの機会に3人もの浦和出身者が掲額されたことを本当に誇りに思うし、3人がそれぞれ浦和の違う高校の出身(浅見さんは浦和高校、鈴木さんは浦和西高校、落合は市立浦和高校の出身)であるということが浦和の素晴らしいところです。
これからも今のハートフルクラブの活動をもっともっと充実させていって、さらに広く知っていただければと思っています」

日本サッカー殿堂には、今回を含めて55名が掲額されている。落合 弘キャプテンの顔が彫刻されたブロンズのプレートは、日本サッカーミュージアムの地下にある、日本サッカー殿堂で見ることができる。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】