草の根国際交流 in 韓国 1日目
[アカデミーセンター]24日、ハートフルクラブは、トップチームが来月ACLの決勝トーナメントで対戦する全北現代モータースがある韓国で、サッカー教室や講演会を行なう「草の根国際交流 in 韓国」を開きました。
浦和レッズがアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場を機に、国際交流を図るために開かれたもので、今年4月に行なわれた中国、インドネシアの2ヵ国に続いて3回目の取り組みです。
ハートフルクラブのコーチたちは、韓国のソウル市にあるソウル日本人学校を訪れ、まず落合弘ハートフルクラブキャプテンによる講演会「ハートフルトーク」を行ないました。講演会ではソウル日本人学校の中学生およそ50人が参加し、落合キャプテンの講演に耳を傾けました。落合キャプテンは自分自身の経験などを事例に出して「基本の大切さ」を呼び掛けました。
続いて、小学生を対象にしたサッカー教室「ハートフルサッカー」が行なわれました。
サッカー教室は、神野真郎コーチが中心になって開催され、およそ小学4年生から6年生までの90人が参加しました。
神野コーチは始めに「『仲間への思いやり』、『あきらめないこころ』、『元気に楽しむ姿勢』の3つを持って、サッカーに取り組もう」と呼び掛けました。教室では2人1組で協力してボールを運ぶプレーやドリブルなどが行なわれ、最後には、6つのチームに分かれて、試合形式の練習が行なわれました。子供たちは、青空の下、元気いっぱいにボールを追いかけて、サッカーを楽しんでいました。
中村修三GM
「今日は日本人学校でしたが、子供たちも非常に楽しくやっているのが見受けられたので、よかったと思っています。これまでは、ACLに出場するというと、試合をしてくるというだけだったんですけど、我々には「ハートフル」という素晴らしいグループがあるので、これを生かして、交流をしようと今年はやってきました。いろいろな国の人たちと交流ができて、しかもサッカーの楽しさを伝えられて、浦和レッズも知ってもらえる。これを開催している意義は非常に大きいと感じました」
神野真郎コーチ
「非常に元気がある子供たちでした。男の子も女の子もすごく積極的に参加してくれました。話を聞くときは聞く、サッカーをするときはするという形で、メリハリもあって楽しんでくれていたので、うれしかったです。子供たちに始めに話した『思いやり』とか『あきらめない心』とかというのは、言わなくてもよかったくらい素晴らしくて、僕にとっても忘れられないくらい楽しい、よい時間が過ごせました」
サッカー教室に参加した小学5年生女の子
「サッカー教室はすんごく楽しかったです。休み時間にサッカーをしているときは、男の子に下手って言われて、できなかったんですけど、今度からできそうです。サッカーが好きになりました」
サッカー教室に参加した小学5年生男の子
「今日は浦和レッズに初めて会えたので、すごくよかったし、いい経験になりました。コーチたちはすごくやさしかったです」