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10日、埼玉スタジアムの第3・第4グラウンドとフットサルコートで、埼玉県障害者交流センターが主催する『第18回交流サッカーフェスティバル』が開催され、レッズレディースの後藤三知、池田咲紀子、長船加奈、長井敦史GKコーチが参加。また、浦和レッズ ハートフルクラブからは落合 弘キャプテンに加え、午前は室井市衛コーチ、宮沢克行コーチ、酒井友之コーチ、伊藤健太コーチ、午後は神野真郎コーチ、小礒義明コーチ、石黒琢也コーチ、永井良明コーチが参加し、17団体26チーム、294人の参加者の方々と、サッカーを通じた楽しい時間を過ごした。

交流サッカーフェスティバルは、埼玉県内の知的障がい児・障がい者のサッカーチームに対し、日頃の練習の成果を発揮する機会を提供すると共に、参加者相互の交流とサッカーの普及を図ることを目的に、実施されている。

開会式では、障害者交流センターの武田一彦所長から「本日は練習の成果を充分に発揮していただき、チーム、個人として納得できるようなプレーを心から応援しております。また、この大会を通じてサッカー愛好者として相互の交流を深めていただきたいと思います」と挨拶があった。続いて、レッズレディースの選手・コーチ陣が自己紹介をし、準備体操をしてから、各コートで試合がスタートした。

試合はフットサルと、フルコートより狭いピッチでの8対8のゲームが行われた。フットサルでは5対5のチームに、選手やコーチ各2名が加わった。選手やコーチ陣は「ナイス！」「ここから！」などの積極的な声かけなど参加者をサポートしながら、持ち前のテクニックで、チームメイトのシュートチャンスを作っていた。そしてゴールが決まったときには、満面の笑みとハイタッチで、喜びを分かち合った。

この日は雲一つない晴天に恵まれ、柔らかい日差しや、応援する人々の声や拍手を受けながら、参加者は思い思いにボールを追いかけ、楽しそうに汗を流していた。

閉会式では、選手と長井コーチ、ハートフルクラブの神野コーチの講評があり、神野コーチは「みなさん、わいわいできましたでしょうか？ぜひまたみなさん、一緒にサッカーをやりましょう。今日はどうもありがとうございました」と労いの言葉を述べた。その後、各チームに記念品としてナイキのナップサックの贈呈が行われ、交流サッカーフェスティバルは盛況のうちに終了した。

【落合 弘キャプテン】
「いつもこの交流サッカーフェスティバルに参加させてもらっていて、原点に帰る、という感じを受けています。ここでいろんな人とサッカーをやると、我々も原点に戻ってがんばることが大事だということを思います。今回も、みんながんばっていました。

特にフットサルの場合は、そんなに上手じゃない子がいますが、そこでうまくいったときには、自分に対する驚きがあると思います。それが笑顔につながるから、それはすごくいいことだと思います」

【神野真郎コーチ】
「短い時間でしたが、前回に顔を合わせたことがある子もいましたし、いつも通り、楽しく、参加してくれた人はやってくれたんじゃないかと思います。そこに僕らやレディースの選手が入って、少しでもお力になれたなら、良かったと思います」

【後藤三知】
「みなさんが本当に真剣に取り組んでいて、一緒にプレーしていて楽しいです。短い時間ですが、できるだけ名前を覚えて、勝利に向かってプレーしていました。

シーズン中はなかなかこういった機会がないのですが、サッカーを通じて、少しでも一緒に時間を過ごすことで、この地域に浦和レッズというクラブがあることがみなさんの幸せにつながればと思っています」

【池田咲紀子】
「みなさん元気な方が多くて、ずっと笑って、楽しく過ごせました。サッカーが本当に楽しいということが伝わってきて、それが表情やプレーにも出ていました。点を取ったときにはみんなでいっぱい喜ぶという、一番楽しい部分を表現されてくるのが伝わってくるので、私たちも楽しいです。

今はオフシーズンで、ボールを蹴ることはあまりないんですが、ひさびさにたくさんの人とボールを蹴るとすごく楽しいですし、このイベントには何回も参加させていただいているので、毎年来たいと感じています」

【長船加奈】
「新鮮な感じで、とても楽しくやれていました。みんなのピュアな感じが伝わってきて、うれしかったです。

障害者の方とふれ合うのは、今回が初めてでした。私たちもこういう機会があると、元気をもらえますので、どんどん参加していきたいと感じました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】