日本プロスポーツ大賞表彰式
[クラブ]26日、午前に総理大臣官邸を訪問、第40回日本プロスポーツ大賞の『内閣総理大臣大賞』を受賞した藤口代表と選手たちは17時から都内のホテルで開かれた表彰式に出席しました。
表彰式では、最初に財団法人日本プロスポーツ協会の森喜朗会長が挨拶。「Jリーグのクラブチームが大賞を獲ったのははじめてのこと。これは、プロサッカーが国民の中に定着したと言っていいのではないかと考えている」との言葉がありました。
参考に、サッカー関係者・団体の大賞受賞としては1993年の三浦知良選手、1997年の中田英寿氏、2002年のワールドカップ日本代表チームに続いて4度目ということになります。
その後、スポーツ功労者文部科学大臣顕彰、新人賞14組、功労賞14組、特別賞、最高新人賞、殊勲賞と順に発表が行なわれました。新人賞では、先日のJリーグアウォーズで新人王に輝いた横浜FCの菅野孝憲選手が表彰され、特別賞はボクシングの内藤大助選手、ゴルフの青木功選手、殊勲賞はボストンレッドソックスの松坂大輔選手、競馬の武豊騎手、プロ野球クライマックスシリーズを制した中日ドラゴンズがそれぞれ受賞しました。
表彰式開始から50分、ついに大賞の表彰となり、藤口代表、永井雄一郎、鈴木啓太、阿部勇樹の4人が壇上へ。藤口代表が森会長から賞状、啓太が賞金、永井が記念の楯を受け取った後、福田総理の代理として渡海紀三朗文部科学大臣から総理大臣杯を藤口代表に手渡されました。
「記念すべき第40回の式典において、大賞を受賞することができ、非常にうれしく思っています」と藤口代表が挨拶しました。
藤口光紀代表
「森会長から『日本のサッカー、Jリーグが国民に認められた』というお話がありましたが、非常にうれしく思います。93年のJリーグ創設から15年経ちますが、今回の受賞はJリーグに参加するすべてのクラブを代表しての受賞だと思います。そして、忘れてはならないのは浦和の愛すべきサポーターと日本サッカーのファンの方の声援があってこそのものだ、ということです。サッカー界が一歩一歩前進していることは間違いないと思っています。この賞に恥じないよう、さらに上に進むことを誓って、感謝の言葉に代えさせていただきたいと思います」
鈴木啓太
「本当に光栄に思っています。クラブチームとしてははじめてということで、自分たちがやってきたことが認められたと受け止めていいのかなと思います。リーグタイトルを獲れなかった悔しさはあるのですが、ACLを獲ったことでこういう賞をいただいて、大変光栄です。サポーターには感謝の言葉では伝えきれないものがありますし、この賞もサポーターと一緒に勝ち取ったものだと思うので、これからも熱い応援をよろしくお願いします」