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さいたま市立西浦和小『未来くる先生』で内舘が講演

クラブインフォメーション

さいたま市立西浦和小『未来くる先生』で内舘が講演

[クラブ]

4日、浦和レッズジュニアユースチームコーチの内舘秀樹が、母校であるさいたま市立西浦和小学校を訪問。6年生の4クラス141人を対象に、さいたま市教育委員会が推進する『夢工房 未来(みら)くる先生ふれ愛推進事業』講演を行い、児童たちに、夢に向かうことや友達を大切にすることの大切さを伝えた。

さいたま市が取り組む『夢工房 未来(みら)くる先生 ふれ愛推進事業』は、さいたま市にゆかりがあり、文化芸術スポーツ等の分野においてトップレベルの実績などがある人物を「未来(みら)くる先生」とし、市立幼稚園や小・中・特別支援学校に派遣する取り組み。「ゆめをもち、未来を切り拓く、さいたま市の子ども」の育成を目指す一環として、夢や地域への愛着、望ましい職業観を持ってもらうことを目的としている。

内舘は、選抜チームで全国制覇をした西浦和小学校時代、レギュラーになれなかった中学時代、恩師との出会いでサッカーに真剣に取り組むようになった高校時代と、自らのサッカー人生を振り返り、「試合に出られなかった中学時代も、周りの仲間と一緒にサッカーをやるのが楽しかったから、サッカーを続けられました」「高校時代の先生との出会いがなかったら、今の自分はいなかったと思います」と、自らの経験を元に、仲間や恩師との一つ一つの出会いの大切さを語った。

また、児童たちに将来の夢を持っているかを訪ね、「まだ夢がない人は、好きなことを続けていくと、夢につながっていくかもしれません。ぜひ、好きなことを続けてみてほしいと思います」と、呼びかけていた。

その後、浦和レッズに加入して「サッカー選手になる」という夢を果たしながら、腰のケガで半年のリハビリを余儀なくされた経験についても触れ、「当時の自分を支えてくれたのは、小学生の頃の友達でした。すごく、ありがたかったです。みんなも、地球上の70億人以上と言われる人の中で出会った、今の貴重な友達を大切にしてください」と、メッセージを送った。

そして、浦和レッズで数々のタイトルを勝ち取ったときの話では「仲間のために自分ががんばる、という気持ちがみんなに芽生えたことで、チームがどんどん強くなっていきました」と語り、「思いやりを持って、自分のことだけでなく、仲間のために考えて行動できるようになれば、すごくいいクラス、いいチームになれると思います」と伝え、講演を締めくくった。

講演後には、質問コーナーが設けられた。プロ生活の中で一番尊敬しているサッカー選手は、サッカー以外でも常に何事にも一生懸命だという小野伸二選手(現コンサドーレ札幌)を挙げた他、好きな言葉は「まずは一歩(一歩を踏み出すことで、次の道が開ける)」、今の夢は、「今の自分が携わっている中学生の選手を、今後サッカーに関わる仕事で活躍できるように育てること」と、一つ一つの質問に、真摯に回答していた。

また、給食の時間では6年2組の児童と一緒に食事をし、「小学生の頃はモテましたか?」の質問には「モテたに決まってるじゃん!」と笑顔で返すなど、和気藹々とした雰囲気の中で、ふれ合いを楽しんでいた。児童は食事後も内舘に寄り添って会話を楽しみ、母校での「未来くる先生」は、盛況の内に終了した。

【内舘秀樹】
「久しぶりに母校に来られて、率直に、よかったなという気持ちです。毎年来させていただいていて、ありがたいことです。毎年、学年のカラーみたいなものあるのですが、素直で、いい子たちばっかりだったので、すごく良かったです。講演では、自分の経験したことを伝えているだけですが、それがみんなにとって、いいきっかけになってもらえればいいかなと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】