試合の必需品『マッチデー・プログラム(MDP)』
[クラブ]梅崎の右クロスがブロックされCKになる。豊田スタジアムの時間表示はもう消えているから自分の腕時計を見ると48分33秒。アディショナルタイムの4分はもうすぐ終わる。ボールが上がり、クリアされ…。ボールがゴールの中に転がっていった瞬間、展開が頭の中から吹っ飛んだ。とにかくレッズに2点目が入り、もうノータイムだということだけは間違いない。それからの数分間、とても冷静ではいられなかった。
記者会見会場から出てきたミシャ監督が「選手たちは私の心臓を止めたいらしい。前半、2点も3点も取れていたはずなのに、あの時間に勝負を決めるのだから」とジョーク。数分前の自分の興奮を思えば、まったく同感だった。
だが仙台戦のように時間の経過と共にリードが広がっていく試合もあれば、名古屋戦のような試合もある。それを一番よく知っているのはミシャ監督だろう。そんなヤワな心臓は持っていないはずだ。
仙台戦と名古屋戦。好対称な2つの試合をお伝えし、徳島戦に臨むMDP447号を、ぜひどうぞ。(清尾)
浦和レッズのホームゲームで発行する小冊子です。試合が何倍も面白くなる記事をお届けします。
MATCHDAY PROGRAM 447
2014年4月16日(水) 2014Jリーグヤマザキナビスコカップ 第3節 徳島ヴォルティス戦
■contents(抜粋)
・MIHAILO PETROVIC/監督からのメッセージ
「チームの総力をあげて連戦に臨む 運動量で徳島に負けず勝利をつなげる」
・WILL TO WIN/選手コメント
「次に向け心と身体を準備~関根貴大」
・PREVIEW/水内 猛さんが語る見どころ
「最後まで攻め抜き勝点3を得た名古屋戦」
・MY URAWA NOTE
「初昇格の相手 払拭しなければいけない『まさかの黒星』」小齋秀樹
・INTERVIEW/選手インタビュー
「復帰がレッズのプラスになる その自信があって戻って来た~濱田水輝」
・ホリのスタッフ日報
「一人前への道は、まだ遠いです」