「U-17日本女子代表」に参加のレディースユース4選手が帰国
[レディース]U-17日本女子代表として出場した『FIFA U-17女子ワールドカップコスタリカ2014』(3月15日~4月4日)で、初優勝を飾った浦和レッズレディースユース所属のGK松本真未子、DF遠藤 優、DF南 萌華、MF長野風花の4選手が7日に帰国し、東京都内で行われた優勝会見に出席。優勝の喜びとお世話になった方々への感謝や今後の目標などについて語った。
(優勝した瞬間に感じたことは?)
松本「チームワークがあってこその優勝だったと思います。率直にうれしかったです。みんなでトロフィーを掲げることができるんだなと思いました」
遠藤「優勝できたことを誇りに思います。笛が鳴る瞬間はベンチにいたのですが、みんなで駆け寄ってすごくうれしかったです。最初はあまり実感がわかなかったですが、トロフィーを持ち上げたときは、優勝したんだと思いました」
南「1ヵ月間でチームとしても個人としても成長できたと思います。優勝できて良かったです。私も優勝の瞬間はベンチにいたのですが、笛が鳴ったときは1年間このチームでやってきて、目標としてきた優勝ができて、本当にうれしいという思いだけでした。メダルは、いつもの大会でもらうメダルとは、また違った重みを感じました」
長野「チームを立ち上げたときから今までの一年間、世界一が目標だったので、それを達成できてうれしかったです。多くの国と対戦し、いろいろな特徴のサッカーを経験できました。これからもさらにレベルアップしていきたいと思いました」
(大会を通じて成長できたことと課題は?)
松本「成長できたと思うことは味方との連係です。こまかいところまで連係できるようになりました。課題はビルドアップの部分で味方をどう動かすか、味方へどうつなぐか。それを確実にやっていけるかです」
遠藤「1対1の対応がすごく良くなったとコーチにも褒めてもらいましたし、実感もありました。課題は裏にくるボールへの対処とポジショニング。自分のマークとセンターバックのカバーリングをできるポジションをもっと早く取れるようにしていきたいです」
南「成長できた部分は、ラインコントロールで厳しく、緊張感を持って毎試合臨めたことです。課題はドリブルしてきた相手に対して誰がファーストディフェンダーに行くか。いい判断をすることを試合中に考えて、そのときに応じた良い対応をもっとできればと思います」
長野「アジア大会のときよりもセカンドボールを拾えるようになったこと、全体のバランスを見てプレーできるようになったことが成長できたことです。課題はシュートの意識が少し低いことです。シュートが少ないのでもっと後ろからどんどん狙っていきたいです」
(今後の目標は?)
松本「今後の目標は、まず次のカテゴリーであるU-20ワールドカップで優勝することを第一に、なでしこジャパンでオリンピックやワールドカップで優勝することです。チームに戻っても、関東リーグやユース年代の全国大会で、U-17でチームメートだったみんなが相手になると思うので、そこをしっかり倒して優勝できるように頑張りたいです」
遠藤「目標は今のままで満足せず、もっと上を目指せるように、毎日の練習を確実にしていきたいです。レッズに戻ってユースのみんなに世界大会の経験を伝えてみんなと成長し、レッズレディースというトップチームを目指してもっともっと取り組んでいきたいです」
南「今後の目標は個人のレベルアップとチームでもしっかりと周りに良い影響を与えて、チームとしても個人としてもレベルアップしていくことです」
長野「今後の目標は今よりももっと成長してうまくなること。早生まれなので、次のU-17の大会も出られるので、出られれば自分がしっかりと中心選手として出られるようにしたいです」
(レッズレディースはなでしこリーグ開幕から2連勝中と好調。今後どのように絡んでいきたいか?)
松本「もちろん、いずれトップチームに昇格し、リーグで試合に出てみたいという気持ちはあります。代表とは違ったレッズレディースのサッカーで自分のプレーを発揮できたらいいなと思います」
遠藤「今回、1ヵ月間でこれだけ成長したんだというのを見せられるように、レディースにも挑戦できるように、溶け込めるようにしていきたいです」
南「レディースと練習をするときは年上の選手がたくさんいて、とても経験豊富な選手がいるので毎日の練習が勉強です。学んだことをしっかりと自分の財産にしていくことでもっとレベルアップしていきたいです」
長野「周りの年上の選手に遠慮せずに自分のプレーをしっかりとやってサッカーを楽しんできたいと思います」
(最優秀GKに送られるゴールデングローブ賞を受賞したが?)
松本「賞をもらえたことはとても嬉しいですが、一人で勝ち取った賞ではないと思います。フィールドプレーヤーがいてこその賞です。スタッフやチームメート、ここまで育ててくれた人に感謝したいと思います」
(レディースユースを応援してくれる方やレディース全体を応援してくれるサポーターへひと言お願いします)
松本「チームに戻ってからが、本当に厳しい争い、環境の中でのサッカーになると思うので、自分のプレーを一つ一つこだわって成長していきたいですし、サポーターの方に応援してもらえるような選手になりたいです」
遠藤「試合に負けたとき、次は頑張れと言ってくださる方、勝ったときはいい試合だったと言ってくださる方に感謝しながら、日々の練習を積み重ねて、試合に絡んでいけるようにしたいです」
南「普段の練習から自分の課題を意識して取り組んで、もっとレベルアップしていけるように頑張りますので、今後とも応援よろしくお願いします」
長野「この世界一という結果に満足せずに、しっかりとサッカーを楽しんで、自分らしいプレーを出していきたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】