第1回「第1回RBCビジネスミーティング」開催
[クラブ]22日、さいたま市内にて、レッズビジネスクラブ(RBC)の会員法人及びクラブの交流を目的とした「第1回RBCビジネスミーティング」が開催された。このミーティングはRBCの法人会員企業が一堂に会する場であり、地域とスポーツの在り方などについての講演会と、コミュニケーションを図るための懇親会をクラブが提供し、ビジネスのきっかけづくりに利用していただこうというものだ。
RBCとは、クラブが2013シーズンより新設した「法人様用シーズンチケット」の購入法人と共に設立したものだ。現在のところ埼玉県内を中心に76社の会員がおり、会員企業のビジネスの発展に加え、地域、社会への貢献を共に目指すという“おもい”を共にする共同体として活動。ビジネスメリットの創出、福利厚生、社会貢献活動の3つを活動の柱としている。
今回のミーティングでは、冒頭に橋本光夫代表より会員企業への感謝の言葉が述べられたほか、「地元でレッズを応援いただいている企業間の交流の機会の創出と、クラブと会員企業の交流の機会に」と開会の挨拶があった。
そして、2002年ワールドカップ日本代表チームのコーチや2004年アテネオリンピックの日本代表監督を務め、現在はサッカー解説者として活躍している山本昌邦氏を講師に迎え、「リーダーの条件」というテーマでの講演会が開かれた。
約90分の講演は、前半を一流の選手たち、後半は一流の指導者たちとのエピソードを基にビジネスシーンでの応用方法をメインに進められた。前半で山本氏は、2002年ワールドカップの日本代表メンバー選考とジュビロ磐田(当時)の中山雅史氏のエピソードを交えつつ、「勝つことが大切なのではなく、勝ちたいと思うことが大切」と、精神面の重要性を強調した。
後半では、実際に試合のロッカールームやミーティングで監督として行ってきた事例や選手に掛けてきた言葉を紹介しつつ、選手との信頼関係の築き方がメインテーマとなった。山本氏は「意志決定をするのがリーダーというのではなく、1人1人のポテンシャルを引き出す調整役が新しいリーダー像になるのではないか」と語り、最後は「意欲と情熱は必ず人に伝えられる」と講演を締めくくった。
山本氏はこのRBCの取り組みについて、「サッカーとビジネスには共通点がある」とし、「地域の盛り上がりという意味で浦和は抜けているし、日本のサッカーをリードする存在。郷土愛を感じる」と浦和への印象を語った。また、「レッズにたくさんいるアテネオリンピック世代の選手たちの頑張っている姿を楽しく見ている。それが監督という仕事のいいところ」と、レッズの選手たちにエールも送っていた。
講演後にRBCの活動報告がされ、その後の懇親会ではRBCのロゴマークが発表された。デザインにおいては、赤白黒のトリコロールカラー、使用する字体、握手という3つのポイントにこだわったという。握手のイラストには、「握手をすることで人々が赤く染まり、もっとレッズを好きになってもらえるように」との願いが込められている。
懇親会では、会場内のいたるところで名刺交換が行われ、ビジネスの話、レッズの話に花が咲いていた。中には、講演を行った山本氏と新しいロゴマークの前で記念撮影をする姿も見られ、活発な交流が行われていた。会の最後には、参加者にお土産としてクラブからオフィシャルグッズが手渡され、第1回RBCビジネスミーティングは終了となった。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
■法人様用シーズンチケット Reds Business Club(RBC)のページ
http://www.urawa-reds.co.jp/ticket/ticket_corp/



