「なでしこリーグに向けて」村松監督に聞く
[レディース]ワールドカップ優勝という快挙を成し遂げた、なでしこジャパン。その選手達は、なでしこリーグで育っている。次節8月13日(土)15時キックオフのプレナスなでしこリーグのホームは、ドイツ戦で強烈なシュートを決めた丸山桂里奈選手を擁するジェフユナイテッド市原・千葉レディースをNACK5スタジアム大宮に迎える。
レディースチームを率いる村松 浩監督は、「厳しい試合になると思うが、皆さんのサポートを受けながら一緒に闘いたい」と話した。
是非、なでしこリーグを見に、スタジアムへ足を運び、レッズレディースも応援してほしい。
(チームの状況は?)
「まず、なでしこジャパンがワールドカップで優勝できたのは、日ごろからレッズレディースをサポートいただいているファン・サポーターの皆様、パートナーの皆様、関係者の皆様のご尽力、お力添えがあってこそのことだと思っています。この場をかりて、深く御礼申し上げます。
さて、チームの状況は、今回、なでしこジャパンの主力として活躍した安藤、熊谷といった選手を海外のチームに送り出し、昨年、何人かの中堅選手が引退もあって、今年のチームは全体的に若返っている状況です。そういった点で少しチームづくりに時間がかかることもありますが、ワールドカップ後、若い選手たちがチームに馴染みだし、自信を持ったプレーが随所に出てくるようになってきました。
その中で、FWの荒川がケガで長期離脱し、山郷も顎を骨折してしまいました。また矢野、庭田、藤田、吉良といったレギュラークラスの選手が、昨年来の大きなケガからようやく復帰し、これからコンディションを上げ、戦術を合わせ、チームを向上させていくところです。そういった部分で、前半戦は苦しい戦いになりました。
ご存知かもしれませんが、レッズレディースでは3人がプロ契約でそれ以外は、会社に勤めながら、また学生をしながらトレーニングをして、試合に臨んでいます。厳しい環境にありつつも、チーム一丸となり、全力で闘っていますので、結果だけでなく是非その姿も見てほしいと思います」
(チームのストロングポイント、見てほしいところは?)
「まず、ディフェンスの矢野を中心とした粘り強い守備です。そして、高い位置からボールを奪い、早い攻守の切り替えから、テンポのいい攻撃でゴールを狙いたいです。その中で吉良のトリッキーなプレー、安田のスピードにのった突破などにも注目してほしいと思います」
(山郷選手のケガについて、また今後のGKについては?)
「山郷が先日(5日)のトレーニング中に選手と接触し、右下顎骨を骨折しました。全治は8週間くらいと言われています。
今後のGKですが、小金丸も膝の負傷で離脱していて、池田は中国で開かれるユニバーシアード大会に行っています。そうなると、既にトップ登録を済ませた高校3年生の田尻(レディースユース)を使うように考えています。サブのキーパーは、フィールドプレーヤーから選ぶことになると思います」
(ファン・サポーターへ)
「日ごろからご声援をいただき、ありがとうございます。前述のとおり、チームは厳しい状況もあります。田尻が出ることになれば初出場となりますが、メンバーの一人一人がサポートし合いながら、一丸となって戦っていきたいと思います。経験の浅い選手もいますので、是非皆さんの力を貸してほしいです。
なお、駒場スタジアムが改修中ということもあり、レディースの試合では初めてNACK5スタジアム大宮を使用します。勿論、トップチームと同じアウェイ側ベンチを使用します。トップチーム同様、熱いサポートをお願いします。
共に闘い、勝利を目指しましょう」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】


