2007毎日スポーツ人賞
[クラブ]19日、毎日新聞社による、スポーツを背景にした幅広い分野で優れた実績を上げた個人や団体を顕彰する『2007毎日スポーツ人賞』の表彰式が都内のホテルで行なわれました。
「浦和レッズとサポーター」がグランプリを受賞しました。表彰式にはレッズから藤口光紀代表、内木滋郎レッドダイヤモンズ後援会理事長が参加。各賞の受賞の締めくくりとして、レッズのグランプリ表彰が行なわれました。
グランプリ受賞の際には、「ファン賞」を受賞し壇上で座っていたゴルフで活躍している石川遼選手を藤口代表が招いて、ともに賞状・賞金・人見絹枝ブロンズ像を受け取りました。
藤口代表は「Jリーグは93年にできて、サポーターはすごくてもチームは弱いと言われ続けてきました。去年はJリーグで初優勝をして、今年はアジアを取って、ようやくサポーターに追いつけたのかなと思います。サポーターとは常に一緒だし、サポーターは常に一歩進んでいます。これからもサポーターに負けずにチームを強化していければいいと思います」と話しました。
内木理事長も「今年は応援ツアーも多く、いい経験をさせてもらいました。これからもチームをしっかり応援していきたいです」と述べました。
また、レッズの「サポーター」として、石川選手は「サッカーとゴルフの応援の違いはあると思いますけど、応援がどれだけ大切か、今年1年で知ることができました。自分も(レッズの)試合を見にいかせてもらって、サポーターのすごさを感じました。選手が試合をしていて集中していても聞こえる声だと思いましたし、サポーターと選手が一緒に戦っていると感じました」とコメントしました。
来年への抱負を聞かれた藤口代表は「今年はJ連覇とアジア制覇を目標にやってきて、アジアは取りましたが、残念ながらJは失速してしまいました。ただ、あれがあったからこそ、クラブワールドカップは3位になれたということもあるでしょう。来年はもう一度、Jを奪回してアジア制覇をして、さらに世界に挑戦したいです」と展望を語りました。その後、全体での写真撮影をして、表彰式は終了しました。
藤口代表
「今回の賞はクラブとサポーターがもらったもので、サポーターとクラブは切り離しては考えられません。レッズとサポーターは一緒のものです。今回も我々がもらった賞ではなく、みんなでもらった賞だと思っています」