UAEから帰国、落合キャプテンコメント
[アカデミーセンター]ハートフルクラブの一行は、UAEでのハートフルサッカー全日程を終え、30日午前、無事帰国しました。
国連の友アジア-パシフィックとの提携後、初めてアジアでの共催活動を行なったハートフルクラブは3月26日から28日の3日間で計4回のハートフルサッカーをUAEで開催し、現地の子供や現地に住む日本人の子供、合わせて230人あまりと交流しました。
UAEの子供たちにサッカーを通じて「思いやりのこころ」などハートフルクラブの理念を伝えるとともに、多くの経験を得たコーチ陣たちは、明日からホームタウンでの活動に戻り、サッカーの普及とハートフルクラブの考えを伝えていきます。
「草の根国際交流」を目的に一昨年から『ハートフルサッカー in ASIA』としてスタートしたアジアの子供たちとの交流。今年は、今回のUAEを皮切りに、5月初旬には香港で現地や日本人の子供たちとサッカーを楽しみます。
落合 弘ハートフルクラブキャプテン
「今回、ハートフルクラブとしてUAEは2回目でした。また国連の友アジア-パシフィックとの初の共催でしたが、特別意識はせずにいつも通りやろうということでやってきました。
UAEは1回目の訪問で、ちょっと難しい部分も経験しましたが、今回も本当にいろいろな要素があったんですが、我々ハートフルクラブが掲げているテーマ、『今だからこそサッカーの楽しさと大切さを』、そしてサブタイトルのようになっている『守破離』。このことをもう1回、再認識して力を入れていこう、と感じた遠征だったと思います。
UAEはお金と物がある典型的な国になってしまっていて、サッカーを楽しくやっているようなんだけども、スポーツというのはルールがあるから、みんながルールを守らなければならない。そうやってルールを守って一生懸命やる中で本当の楽しさが分かるわけです。でも、その部分を現地の子供たちはちょっと理解できていない、と思うところがありました。UAEの文化もあるわけですから、我々がどこまで突っ込んでいっていいのか、というのは多少考えてしまいますが、思い切って飛び込んでいって、我々の考えていることをしっかりと伝えていくことが大切だとあらためて感じています。
こうした経験を通して、ハートフルクラブはまた一歩先に進んでいけるというのは絶対あると思います。現地の子供たちと3回スクールをやりましたが、その中でコーチ陣も必死で悩みながらやりました。必死でやった中で、どうだったのかな、と考えたときに、我々の考え方を押していくのがいいんだ、と感じたと思うんです。我々がレベルアップするためのいい経験も積ませてもらったと思っています。
ホームタウンに帰ったときに、今回の経験が、細かく具体的なものにはならないと思います。ですが、我々が日本の子供たちを指導していくときに、頭の中に世界の中にはいろいろな国があって、いろいろな考え方があるというのを知っているというのは、投げかける一言一言への思いが今までのものよりも、より深くなっていると思うのでよかったと感じています」
