Talk on Together2009開催
[クラブ]10日、19時から埼玉会館大ホールにて、『浦和レッズ Talk on Together2009』が開催され、865名のファン・サポーターが来場しました。
2部構成で行なわれた第1部では冒頭で橋本光夫代表がチームの現況と経営に関する基本的なスタンスについて、集まったファン・サポーターに向けて説明を行ないました。「今年度はチームマネジメント体制を見直し、フォルカー・フィンケ監督、信藤健仁チームダイレクターを迎え、強くて魅力あるチーム、人もボールも動く夢のあるフットボールの構築元年と位置付けてスタートを切っております。ピッチ上での変化については感じ取っていただいていると思います」と話しました。
そして今季の目標設定や、クラブの組織変更、チームを巡るさまざまなトラブルについても説明。挨拶の最後に橋本代表は「就任してからまだ3ヵ月ですが先輩たちの築いてきたものの大きさや存在感を認識させていただきましたし、皆さんの声に真摯に耳を傾けて、チームの発展のために全力を尽くしたいというのが素直な気持ちです。一緒になって強い浦和レッズを作ることにご協力いただきたいと思います」と締めくくりました。
その後は橋本代表と信藤TDが登壇。オフィシャル・マッチデー・プログラムの清尾淳氏を進行役として、トークが繰り広げられました。ここまでのチームの成長について信藤TDは、「3連敗したのは課題ですが、立ち上がりからやってきたサッカー、選手の活躍やパフォーマンス、ナビスコカップでの若手選手の奮闘などについては十分に評価できるものです」と話しました。さらに、これからの目標や各種報道に関するチームの姿勢などについても2人は言及。そして清尾氏が「今後もフィンケ監督を支えていくと判断をしていいのでしょうか?」と投げかけると、「結構です」と橋本代表が即答、会場からは大きな拍手が起こりました。
第2部のトークショーでは、サッカージャーナリストの大住良之氏を進行役に、フィンケ監督がチームの現状などさまざまな点について、詳細に説明しました。タイトルについて聞かれたフィンケ監督は「できる限り早い機会にタイトルをもたらしたいと思います。しかし、そのようなチームを作るためには時間も必要ですし、忍耐も問われるところです」とした上で、大住氏が「方向性は多くの人が支持していると思います。『ゴール』までぜひ、早く」と促すと、「もちろん約束をするということに関しては、気を付けなくてはいけませんが。1993年にJリーグができてから、2006年に優勝するまで、13年かかりました。2度目の(リーグ)優勝をするためには13年はかからないということはここでお約束したいです」と冗談交じりに話し、集まった方々の笑いを誘っていました。そしてフィンケ監督はチームの今後の展望について、「将来的には素晴らしい浦和レッズというチームを見ることができるのではないでしょうか」と力強く話しました。1時間近く、熱心に語りかけたフィンケ監督。降壇する際には、会場に集まったファン・サポーターからは盛大な拍手が送られました。
なお、『浦和レッズ Talk on Together2009』の全内容は、ウェブサイト『レッズボイス』にて掲載しています。


