堀之内、浦和美園新春トークショーに参加
[エンタテインメント]10日、14時から埼玉スタジアム・ボールルームにて、浦和美園サッカータウン振興会主催の『浦和美園サッカータウン振興会新春トークショー』が100名ほどの来場者の前で行なわれた。
トークショーは2部構成。第1部では、浦和美園サッカータウン振興会・近藤 豊会長からのご紹介で橋本光夫代表がスピーチ。続いて、浦和美園サッカータウン振興会の清水信夫運営委員長と備藤清次幹事長、レッズから白戸秀和経営企画室副室長が登壇してのパネルディスカッションが行なわれた。
橋本代表は、「今シーズンはタイトルを目指して戦い、何としてもACL出場権も獲得することを全スタッフに先日伝えたところです」と今季に懸ける強い思いを語り、同時に、緑区浦和美園からレッズがいただいている日頃のバックアップについて、いくつものエピソードを引用しながら感謝の気持ちを伝えていた。
サッカーと街作りの連動をテーマとしたパネルディスカッションでは、「レッズが活躍してくれることで、『今日の試合はどうだった』と家庭での会話も豊かになる」(清水運営委員長)、「最近では地域の運動会や盆踊りといったものも減りつつあり、地域の絆を作るものがなくなってきている。それができる存在が浦和レッズだ」(備藤幹事長)などの意見が聞かれた。これを受けた白戸副室長は「まさに、そういった『ふれあい』のチャンスになり得るのがサッカーであり、浦和レッズのあるべき姿だと思います」とコメント。「世界中の観光ガイドにこの街が載るようになって、その一部に浦和レッズが存在しているというふうになるのが夢」と語り、そのためにも「レッズから一方的に協力をお願いするという形ではなく、一緒に頑張ってやっていきましょう」と呼びかけた。
15時10分からの第2部では、清水勇人さいたま市長とともに堀之内 聖が登場。
清水市長は一昨日に締結したばかりの『さいたま市と浦和レッドダイヤモンズの連携に関する包括協定』に触れ、「人間で言えば、婚姻届けを出したようなもの」と表現し、さいたま市としてもレッズと協力しながら今後もスポーツで幸せな街作りを目指していくことをうたった。
合間に記念撮影と堀之内からのサインボール贈呈式を経て、「堀之内選手『新春トークショー』」へ。
さいたま市緑区三室出身の堀之内だが「三室も美園も同じようなものです」と『地元』をアピール。「小さいころから、みんな野球ではなくサッカーをやっていた」、「練習の意味や狙いを考えながらサッカーをしなさい、と指導者の方にも教えられた」、「幸運にも自分よりもうまい友達や先輩がいて、そういった人にどうやったら自分が勝てるかを考えた」など少年時代からの経験を振り返った堀之内。「プロになれたのは、その環境のおかげ」と地域への感謝を述べ、大きな拍手を受けていた。
その後、レッズに入ってから試合に出られなかった時期の苦悩についても胸中を語り、今シーズンの目標について聞かれると、力強くコメントした。
「チームとしてはタイトルを目指して、個人としては1試合でも多く出たいです。昨年は点を入れていないので、チャンスがあればセットプレーでおいしいところを決められれば」と笑顔を見せた堀之内。トークショーの終盤では、観覧に訪れていた堀之内の父親がステージに登場、堀之内から「外見は母似、性格は父似です」と紹介される場面もあった。
堀之内のユニフォーム・キーホルダーやクラブエンブレム・キーホルダーなどが当る抽選会を経て、最後は堀之内自身から全員にサイン色紙のプレゼント。色紙を手渡した後には、相手の目をしっかりと見て、一人一人と力強い握手を交わしていた。
シーズンオフのイベントも、このイベントが締めくくりとなった。明日11日からいよいよ、浦和レッズの2010シーズンがスタートする。 【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】


