レディース4選手、埼玉大学にて最終決戦への意気込みを語る
[レディース]29日、埼玉大学で開催中の『むつめ祭』にて、浦和レッズレディースのトークショーが行なわれた。
参加したのは山郷のぞみ、柳田美幸、矢野喬子、竹山裕子の4選手。ナビゲーターはホームタウン推進部の内舘秀樹が務めた。
トークショーでは、選手たちの普段の生活ぶりやオフの過ごし方などが各自から披露された。「出不精なので、オフは家にいるか、疲れを取るためにスーパー銭湯に行きます」という柳田に対し、「私は逆に出て行きまくりです」と山郷。「買い物が好きなので、最近はアウトレットめぐりに行ったりします」と語った後、興がのってきたのか、内舘に「まだいいですか？」と確認の上、マイクを握り続けた。
「今、お酒は控えているんですけど、昔はお昼にビールを飲むのが楽しみでした。昼ビール仲間がいて、食事をしながら飲んでいました」とぶっちゃけトーク。その後も「今は控えています！」と念を押していた。
ファッションの話題の際も、山郷の独壇場に。柳田などは「この質問は山郷さんにお任せします」と早々にマイクを手渡す始末。渡された山郷は嬉々として自身のこだわりについて語った。
「10年前に買った靴がすごく自慢だったんですけど、流行すたりがあるから、次の年には履けなくて残念だったんです。でも、捨てるのはしのびなくてずっと取っておいたら、今年、その靴がまた大ブレイクしたんです！やっぱり流行って回るんだな、と。だから、ちょっと高い物を買ったら、必ず10年は取っておくことにしています」
山郷に気圧されてか、矢野と竹山は言葉少なだったが、それでも、話題が「なでしこリーグの活性化」について及ぶと、自身の体験にもとづいた話を披露。矢野は「サッカーを始めて、少年団に入ってから卒団するまで、女子は私1人でした」と語り、「でも、今は女子チームもたくさんあっていいなと思います。このまま裾野が広がっていってほしいです」と女子サッカーの未来に期待を込めた。
一方、「レッズという素晴らしい環境でやらせてもらえて、すごくありがたいです」と語ったのはジュニアユースレディース出身の竹山。埼玉大学教育学部に在学中の彼女は、「教員免許を取って、将来は学校の先生になって、子供たちにサッカーを教えられたらいいなと思っています」と、自身の夢についても語っていた。
大学構内ではいたるところでイベントが開催されていたこともあり、大盛況とはいかなかったが、少人数な分、アットホームな雰囲気。来場者の方からの質問にも答えながら約50分のトークショーは終了。もちろん、31日(日)に控えている埼玉スタジアムで行なわれる、日テレ・ベレーザとの頂上決戦の話題にも触れられ、4選手はそれぞれに意気込みを語っていた。
山郷のぞみ
「昨年は、優勝しなきゃいけない、という気負いがありましたが、今年はそういった気負いはなくて、自分たちのサッカーを築き上げていこうという気持ちの方が強いです。そうやって、優勝に手が届くところまでやってきました。練習では、試合に出られない選手も一緒になって、本当にチーム一丸となってやれています。ぜひ埼スタに来てください！」
柳田美幸
「リーグ戦を通じて、もちろん優勝を目指してやってきましたが、今年はそこに行くまでの過程を大事にしている部分もあります。なので、勝率的には昨年ほどよくはないというところもあると思います。
今、チームは2位という状況で、でも、皆さんが思っているよりも前向きというか、うまく言えないですけど、優勝目指して一つになることのよさとか、仲間のありがたさというのを、最近特に感じています。そういう状況で、優勝を懸けた最後の試合に臨めるのはすごく楽しみです。ぜひ、31日は埼玉スタジアムに来てください！」
矢野喬子
「もうやるしかない、というのが今の気持ちです。先週のマリーゼ戦から思っていることで、INAC戦に負けてキャプテンとも話したことですが、優勝するのにふさわしいチームなのかが今、試されていると思います。やりきれば、結果はついてくると思っています。勝てば優勝できるという立場にいるので、このチャンスを逃がさないようにしたいです」
竹山裕子
「最終戦が近づくにつれて、チームの集中力は高まっているし、雰囲気もよくなっています。試合に出られなくても、みんながチームの優勝のために頑張っていて、質の高いトレーニングができていて、それがチームの底上げにつながっていると思います。このまま優勝目指して、チーム一丸となって頑張りたいです！」
【浦和レッズオフィシャルメディア（URD：OM）】
