試合の必需品『マッチデー・プログラム(MDP)』
[クラブ]浦和レッズのホームゲームで発行する小冊子です。試合に臨むチームや選手たちの思い、クラブのさまざまな活動報告など、試合観戦が何倍も面白くなる情報が満載です。一部300円。オフィシャルショップ「レッドボルテージ」、浦和PARCO1階「レッズゲート」、埼玉スタジアム売店にてご購入いただけます。
MATCHDAY PROGRAM 373
2010年8月28日(土)2010Jリーグ ディビジョン1第21節鹿島アントラーズ戦
■contents
・GREAT AMBITIONS(選手コメント)
「今日こそ鹿島に、今日こそホームで、今日こそ連勝!」
・INTERVIEWー柏木陽介
「レッズの看板を背負って戦っていきたい」
・TODAY'S SPECIAL~近藤 篤コラム
・HISTOR(見開き写真)
「2004年10月23日」
・FAMILY~レッズファミリーの活動
「リーグカップ タイトル奪取ならず」レディース
「日本クラブユース選手権 3位で終了」ジュニアユース
★注目連載!
・WARRIORS IN RED(小齋秀樹/フリーライター)
「自分が、という決意が生んだゴール」―エスクデロ セルヒオ
・CHECK IT OUT!(古屋恭平/エルゴラッソ)
「この大事な試合で結果を残すことが自信を深める」
★鹿島戦、というと、どうしても思い出してしまうのが、07年のJ1リーグ第33節の試合だ。ACLを制覇し、リーグ優勝まであとわずか、というところで、野沢拓也にゴールを決められ、2冠を逃した。その後の両チームがたどってきた道程を考えると、分岐点になった試合だったのかなあ、と思ってしまう。結果論だけど。
現在、鹿島はACL圏内の3位。勝ち点差は9。残り試合はこの鹿島戦を入れて14試合だから、決して届かない数字ではない。
ということで、この試合を再び分岐点に。レッズが勝って連勝し、一気に上位へ上がってACL出場権を獲得、さらに来年ACLで優勝してクラブワールドカップで世界と戦う。
その“始まり”の1試合にするために、今号は特に鹿島戦にちなんだページを増やしてあります。気持ちを高める一助を担えたらうれしいです。ぜひ、ご覧ください。(高野)
★年間日程が発表されると、ホームゲームが水曜、土曜と続くときがないか、大型連休やお盆の時期に遠いアウェイがないか、など仕事のスケジュールの関係を見てから、次に気にするのが鹿島との試合日だ。その時期によって、リーグ戦はお互いどういう状況になっているだろうか、などという想像をする。またアウェイが水曜日だったりすると、サポーターは大変だけど、カシマには大勢行くんだろうな、と考えたりする。そして決まって思いを馳せるのが04年10月23日の、バス60台による3,000人遠征だ。あの試合、カシマスタジアムには全部で31,965人の入場者があったが、そのうち1万人近くはレッズのファン、サポーターではなかったか、と思うほどだった。試合前に、レッズサポーターがぎっしり座るバックスタンド、メーンスタンドのビジターサイドにまで鹿島サポーターが大型フラッグを広げようとやってきたが、女性サポーターも含めて抗議に立ち上がり、結局諦めさせる、という一幕があった。あのとき、必死で抗議するメーン、バックの仲間を励まそうと、ゴール裏から起きた「We are REDS!」コールを僕は一生忘れない。
今回の「HISTORY」(24-25ページ)にはその日の写真を使ってあります。思い出す人、初めて見る人、さまざまでしょうが、28日はあの一体感で闘いましょう。(清尾)
