FIFAクラブワールドカップ(FCWC)が終わり、2017年シーズンも終わった。 アジア王者としてFCWCに出場した浦和レッズは、5位6位決定戦でモロッコのウィダード・カサブランカ相手にすばらしい試合内容で勝ち、最終的には5位となってアブダビの地(正確にはアルアインだけれど)を後にした。 しかし心情的には、今シーズン最後のレッズの試合は一回戦のアルジャジーラ戦だったような気がする。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に優勝し、FCWCでの対戦相手がUAEのアルジャジーラもしくはニュージーランドのオークランドのいずれかに決まったとき、僕はどちらが相手でも勝てると思っていた。たぶんあなたもそう思っていただろうし、選手たちもきっとそうだった(はずだ)。 その絶対に勝てるはずだった試合をレッズは0-1で落とした。アルジャジーラはまるでACLを勝ち抜いた浦和レッズがやったのとほぼ同じことをやり、地元開催枠のチームとして準決勝に進出した。彼らは格上相手にしぶとく執拗に守り、数少ないカウンターの機会を確実にものにした。 一方のレッズは、結局引いて構える相手チームに対しいつものようにボールを支配させられ、そしていつものようにカウンター一発に沈んだ。もう何度も目にした形で敗れた。 ちょっと厳しい言い方になるが、2017年中にレッズが解かなければならなかった課題は...


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