3日が経った。未だ興奮の余韻に浸っている。 何度もあの試合のダイジェストを見直して、本当に僕たちは優勝したんだな、と再確認している。 しかし、まだなんとなくアジアチャンピオンになった現実感がない。 サッカー好きの友人たちは、おめでとう、と祝福してくれる。 でも、中にはサッカーにまったく興味のない人もいて、彼らは浦和レッズのレの字も口にしない。レッズがACLというビッグタイトルを獲ったことなんてまるで知らず、先週で終了した国立博物館の特別展「運慶」がいかにすばらしかったについて延々と語り続けたりする。 レッズの話題が出ないと、僕はなんとなく不安になってきて、友人と別れるや否や駅のホームでポケットからスマホを取り出し、もう一度ネットで確認する。 後半43分、武藤から縦にボールが入る。ラファエル シルバはまるで矢のように相手DF2人の裏に抜け、日本人には真似のできない膝下の振りでニアサイドに弾丸シュートを打ち込む。ゴラッソ!埼玉スタジアムがものすごい歓声に包まれる。7分後、イルマトフ主審の笛が鳴り、長い物語が終わったことを告げる。 オーケー、大丈夫。どうやら僕たちは本当に本当に優勝したらしい、笑。 10年で二度目のACL制覇。すごいじゃないか、浦和レッズ。 それにしても、二度目のACL制覇はなんと劇的な長い旅だったことだろうか。 思い起こせば、旅の始まりは2月21日にシドニーで行われたアウェイ戦だった。レッズはウェスタンシドニー・ワンダラーズ、FCソウル、そして上海上港という難敵とともに「死のグループ」を形成した。相当の苦戦が予想されたが、ワンダラーズに4-0という大差で勝利したその第一戦から、レッズはJ1での不調が何かの悪い冗談に思えるほどのハイパフォーマンスを見せ続けた...


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