9月4日のYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦を埼スタで撮り、そのまま羽田に移動して深夜便でバンコクへと飛んだ。 翌々日の9月6日にラジャマンガラスタジアムで日本対タイの試合を撮り、今はまだバンコクにいる。週末にはJリーグが再開するので、土曜日の午後7時には埼スタにいるはずだ。 レッズの話から少しだけ脱線する。 ワールドカップ最終予選に初めて進出したタイ、ラジャマンガラスタジアムの雰囲気は素晴らしかった。応援に駆けつけた人々の顔は希望に満ち溢れ、誰もが幸せそうにピッチを眺めていた。もし日本が絡んでいなければ是非ともタイにワールドカップへ行ってほしいくらいだ。 しかしながら、サッカーの世界はそこまで甘くはない。 0-2、後半にあった一度のビッグチャンス(阻止したのは西川周作だった)を除いて、タイはほぼなすすべもなく日本に敗れた。 実力不足、ひと言で言ってしまえば、そういうことになる。 タイには実力が足りなかった。テクニック、フィジカル、その両面においてタイは日本に劣っていた。特にフィジカル、だろうか。 肉体的な劣勢。先日ラグビーの日本代表で働いていたあるスタッフの方から聞いた、こんな話を思い出す。 代表ヘッドコーチに就任したエディー・ジョーンズは、日本人と外国人の肉体の差について、こう語っていたそうだ。 ラグビーというスポーツの本質は、肉体のぶつかり合いだ。そこからは誰も逃れられない。日本人は、自分たちは外国人選手に比べて肉体的に劣っている、だから他の部分...


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