ようやくJリーグが開幕した。 ようやくひとつ勝った、と書いた方が、今の心情を表現するにはより適切だろうか、笑。 2月下旬、今季初めてレッズのトレーニングを見学に行った。 毎回レッズのトレーニングをのぞくたび思う。ミシャのトレーニングは難解だ。いったい何を目的としてやっているのかすらわからないものもある。 果たしてこの練習はうまくいっているのだろうか?答えを推し量る唯一の計測器は彼の表情だけだ。監督がニコニコしていればうまくいっているのだろうし、しかめっ面をしていれば何か、あるいは誰かがダメなのだろう。まさか全然うまくいっていないのに、満面笑顔を浮かべているなんてことはないだろう、竹中直人の芸じゃあるまいし。その日の練習中、ミシャはおおむね機嫌の良さそうな笑みを浮かべていた。 選手たちの動きも悪くはなさそうだった。ケガをしているのは永田 充だけ、残りの選手たちは精力的にメニューをこなしていた。ユースからの昇格組の実力は未知数だけれど、ズラタン、石原直樹、武藤雄樹、橋本 和、加賀健一、新加入の顔ぶれも納得のゆくものだ。昨季の結果を受け、なぜこの選手をとったのか、という意図は明確に読み取れる。 無論、まだまだここにもあそこにも、と欲張ればキリはないが、浦和レッズはレアルマドリーでもマンチェスターシティでもない。それに、そういうチーム作りを(たぶん)この監督が好むとも思えない。 今年こそは期待できそうじゃないか。なんだか嬉しくなったので、練習を見終わった後は浦和駅近くの鰻屋に寄り、景気づけにうな重の松を食べて帰った。 ところが。 2015年シーズンはのっけから三連敗で始まった。負けた相手は、韓国の水原三星ブルーウィングス、日本のガンバ大阪、そしてオーストラリアのブリスベン・ロアー。いずれも各国を代表する強豪チームである。 ...


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