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INTERVIEW
2019年02月27日

TURNING POINT vol.01 柏木陽介「楽しむより勝つこと。」

TURNING POINT vol.01 柏木陽介 楽しむより勝つこと。 浦和レッズに加入して10年目、キャプテンに就任して2年目のシーズンを迎える。 ここ浦和レッズで、多くを経験し、多くを吸収し、そして多くを培ってきた。 挫折、葛藤、歓喜、栄光————ここですべてを経験してきたから辿り着いた境地がある。 楽しむことよりも、勝つこと。柏木陽介は勝利への執念を持って2019年シーズンに挑む。 ■左腕に腕章を巻くようになって増した精悍さ 表情や顔つきに人生の年輪が滲み出るからか、31歳になった柏木陽介は、どこか精悍に見えた。思わず、本人にそのことを告げると、「やめてくださいよ」と言って、照れ笑いを浮かべる。ときに若さは勢いとも表現できる。今の柏木は、そうした棘が取れ、すべてを包み込むような柔らかさをまとっている。ただ、そこに鋭さがないわけではない。棘は奥行きへと変わり、身体の一部と化している。 浦和レッズに加入して、今シーズンで節目の10年目になる。「そこについては特別な思いというのはない」と言い切るが、「この年齢、このタイミングで、キャプテン2年目を迎えるというところを重視している」と話す。 「これまで(の9年で)、なかなか経験させてもらえないことを、経験させてもらってきた。それは浦和レッズというクラブでプレーしていなければ、できなかった部分が大きい。だから、それをこのクラブに還元するためにやっていきたい。今はその思いだけ。ここに来て、サッカー選手としても、人間としても、本当に成長させてもらいましたから」 “たかが"であり、“されど"でもある。かつての明るいキャラクターよりも、寡黙な印象を受けたのは、左腕に腕章を巻くようになったからだろう。ただ、柏木が、そうしたオーラを醸すようになったのは、キャプテンになったことだけが契機ではない。それこそ、浦和レッズで経験してきた幾つもの年輪が、彼を逞しくさせた。 ■タイトルを知ったことで変わった自身の哲学 振り返れば、柏木にとって浦和レッズでのターニングポイントは2011年にあった。 「自分にとって大きかったのは、加入2年目ですね。ゼリコ ペトロヴィッチ監督が就任して、試合に出られなくなったときです。そこで、まず、いろいろと変われた部分があった。あのときは、あのときでしんどかったですけど、周りの人に助けられつつ、怒られつつ、人間としても、サッカー選手としてもひとつ成長できたと思います」 これも、“たかが"と言ってしまっては、本人に悪いが、先発を外れたのは4試合である。しかし、鳴り物入りで加入した前年、リーグ戦すべてに先発出場していた柏木にとっては、耐え難い屈辱だった。おまけに当時のチームはなかなか結果が伴わず、自暴自棄に陥るのに拍車を掛けた。 「サッカーをやっていても楽しくなかったんですよね。だから、心のどこかで、いつかは先発から外されるだろうなという思いもあった。自らも、だったら俺を試合から外してくれと言ったこともありましたから。でも、先発から外されたら外されたで、やっぱり荒れましたけど……」 当時の柏木は23...


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