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REDS COLUMN
2019年12月08日

愛された証

森脇良太が「浦和のまち」にやってきたのは2013年1月14日。首都圏に雪が降り積もった日だった。翌15日にあった新加入選手の会見。誕生日にちなんで背番号46を選んだという男は、最初からとにかくよくしゃべった。 「車で移動していたら大雪に遭って立ち往生して、車で一夜を明かすしかないと考えていたら、レッズのスタッフや槙野選手、加藤選手、宇賀神選手が来てくれて、さらに地域の住民の方も手助けをしてくれて…」 シーズンが始まると、仲間がゴールするたびに、どんなに遠くからでも全力で駆け寄ってきて祝福した。誰が得点者なのか分からないほど喜んでいるときもあった。 そんな“目立ちたがり屋”は、ファン・サポーターから次第にブーイングでたしなめられるようにもなっていったが、実力には確かなものがあった。 浦和レッズでの初ゴールは、2013年4月6日のジュビ...


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