チームの好調ぶり。同年代や年下の選手が躍動する日本代表。3年間プレーした湘南ベルマーレのタイトル奪取。まぶしい光景に刺激を受けながら、確実にステップを刻んでいることが伝わってきた。 6月20日のトレーニングで骨折した右腓骨を同21日に手術し、「全治4ヵ月の見込み」と発表されてからちょうど4ヵ月目の10月21日。陽の傾き始めた大原サッカー場のピッチを黙々と走る山田直輝がいた。 「1周1分半弱のペースなので、65パーセントから70パーセントくらいのスピードで走れるようになっています。ボールを使うメニューもできるようになりましたよ」 引き揚げてきたときのはつらつとした表情に誘い込まれ、思わず、「順調ですか？」と尋ねた。タイミングに沿った質問ではな...

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