2016年02月12日
強いチャレンジャーとして
20数年、浦和レッズと付き合っているからわかることも多いが、逆にそれだから見えなくなることもある。
そんなときに、移籍してきた選手の何気ない一言で、あらためて気づかされることがある。
先日、高木俊幸に取材していて、そういうことがあった。
いろいろ聞いた後、今季の優勝という話になって、高木はこう言った。
「今年、何かしらのタイトルは獲れる力がチームにはあると思っているけど、レッズはチャレンジャー。優勝したのはもうだいぶ前だし、ここ数年はいつも優勝争いをしているけれど、何も獲得したわけじゃない。自分たちがチャレンジャーであることを忘れてはいけないと思う」
どうということもない、至極当然の言葉に聞こえる。
だが、これを移籍2年目の高木の口から聞いたとき、僕は「そうか。ということは去年、レッズがチャレンジャーであることを忘れているんじゃないかと、高木は感...
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