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REDS COLUMN
2016年12月16日

今季の足跡から抱く来季への期待―武藤雄樹

手ごたえと課題、達成感と悔しさ。レッズの選手たちは、今季の途中まで、もっと言えば12月2日までは、手ごたえとある程度の達成感を味わっていただろう。だが12月3日以降は、課題と悔しさがそれらを完全に塗りつぶしているに違いない。武藤雄樹も、その一人だ。 2015年、レッズに加入した武藤は、いきなりJリーグ得点ランク6位に入る13得点を挙げ、年間自己最多得点を更新した。興梠慎三(12得点)を抑えてチーム得点王となる数字でもあった。 だが、シーズンオフには、いや、おそらく11月28日のチャンピオンシップ準決勝以降ずっと、「どうして、あのヘディングシュートが入らなかったんだろう」という後悔が浮かんでは消え、浮かんでは消えしていたに違いない。「あの」とはCS準決勝のG大阪戦の後半終了間際に森脇のクロスから放ったヘディングシュートだ。GK東口に弾かれ、浮き球をもう一度...


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