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REDS COLUMN
2017年05月13日

リレーコラム「今までと違う雰囲気」

レッズが負けた試合をビデオで90分間通してじっくり見直すことは、あまりない。どうしても気が乗らないものだ。だから通常は、得失点シーンの前後の状況を確認する程度になる。 そういう意味では10日のACL・FCソウル戦は、かなり珍しいケースとなった。負けはしたけれど、もう一度90分通してじっくり見たいと思えたからだ。 ソウルワールドカップスタジアムは、記者席がレッズの前半の攻撃方向に近いエリアにあったため、前半は高木俊幸のプレーを追うことが多かった。ご存じの通り、右足第5中足骨骨折から復活してきた高木は、今シーズン公式戦初のメンバー入りを果たしたどころか、いきなり先発メンバーに食い込んだ。 実際のところ、試合前日にあった公式練習から高木らしいシャープなシュートが見られていたので、先発までは予想できていた。だが、終わってみれば90分フル出場。時間を追う毎に試合勘が戻ってきたようで、40分のロングシュートは決まっていてもおかしくない、素晴らしいタッチだった。 守備では『未知数』だった田村友に注目した。守備陣の攻撃参加が必須であるミシャサッカーにおいて、移籍加入選手が生き残っていくためのハードルは、攻撃の選手より守備の選手のほうが...


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