25日、午前のチームトレーニング後、黙々とランニングをする榎本哲也の姿があった。2部練習の翌日、しかも夕方のトレーニングも残っている。走り続ける姿には、シーズン前からケガをし、順調なスタートを切れなかった自分を、ケガする前に、いやそれ以上に引き上げたい、という思いが感じられた。35歳を迎えたベテランGKの現在の思いを聞いた。 ■感じている歯がゆさ (まだ午後のトレーニングもある中で、午前トレーニング後に走っていたが？) 「まだまだ自分はやらないとまずいです。体力もそうですが、パワーも戻していかなければいけません。あとは、足の運びの部分で、あまりしっくりきていないと感じています。そこは土田尚史GKコーチとトレーナーと話ながらやっていますが、そこで思いっきり上げられないのが悔しいところです。また行ったり来たりしてしまっているという印象です」 (いまだ出遅れてしまった、という感じはあるのか？) 「それは最初から思っているところです。今シーズン、ケガしている中でもキャンプをやって...

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